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    フェルメールとレンブラント (おはなし名画シリーズ)フェルメールとレンブラント (おはなし名画シリーズ)
    (2005/07/01)
    森田 義之

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    穏やかな光とともに人々のさりげない暮らしを描いたフェルメールが残した30数点の絵は17世紀後半のオランダの庶民の生活を私たちに伝えてくれています。
    17世紀のオランダを代表する画家レンブラントは約50点の自画像も含めて2000件近い作品を残しています。どれも鋭い観察によって表情豊かに描かれています。

    B4変型判 64ページ 定価 3,360円
     
    謎の多いフェルメールの人生と劇的要素に満ちたレンブラントの人生。17世紀のオランダを代表する二人の画家はその生涯のどこかで交わっていたのでしょうか?
    1581年にスペインから独立し、世界最初の市民社会を作りあげたオランダは有数の経済大国として半世紀に渡り繁栄します。

    そんな中、1606年にレンブラントはオランダのレイデンに生まれました。1632年に「テュルプ博士の解剖学講義」、1642年には大作「夜警」を描き、人気画家としての名声を築き上げます。
    レンブラント
    (夜警)

    一方、フェルメールは1632年にオランダのデルフトで生まれました。画家として活躍を始めた1650年代にはイギリスとの戦争によりオランダの経済は傾き始めています。
    国の経済の衰退により絵が売れなくなる中、父親の残した借金と11人の子どもを抱える苦しい生活を送りながらも、フェルメールは穏やかな光に包まれ、不思議な静けさを秘めた数々の作品を描きました。
    フェルメール
    (牛乳を注ぐ女)

    その後もレンブラントはたび重なる家族の不幸や経済的破綻を乗り越えて描き続けますが、オランダの衰退と歩調を合わせるように1669年に63歳で亡くなります。晩年に描かれた自画像から伝わってくる何とも言えない深みには胸が締め付けられる思いがします。
    フェルメールもその6年後の1675年に、生活を立て直そうという努力もむなしく43歳の若さでこの世を去りました。

    この二人に面識があったという記録は残っていませんが、互いの存在を強く意識し合っていたであろうことは想像に難くありません。
    もしかしたら、画商もしていたフェルメールがレンブラントと作品の価格交渉をしてり、芸術談義に花を咲かしていたかもしれない、なんて考えるとわくわくします^^。

    本書には時代背景とともに二人の人生や作品の説明が分かり易くまとめられています。
    フェルメールの絵が17点、レンブラントの絵は自画像10点含めて26点、合計で43点が大きくて美しい印刷で楽しめます。
    本書に書かれているフェルメールの生涯をこちらに、レンブラントの生涯をこちらに簡単にまとめています。よろしければご覧ください。

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