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  • 4.力強い一歩(絵:種をまく人)

    バルビゾンの住民は木こりや農民で、彼らは朝早くから夕方太陽が沈むまで働いていました。
    男も女も休む暇もなく労働に追われていましたが、神と大地の恵みに感謝と祈りを忘れませんでした。
    朝、彼らが畑へ出る頃にミレーも絵の具を持って出かけ、彼らが仕事を終えるとミレーも家路につきました。
    そしてこの村で描いた初めての大きな絵「種をまく人」は1850年のサロンに入選しました。

    大またで歩きながら種をまこうとしている農夫を画面いっぱいに大きく描いたこの絵は、多くの人々を驚かせました。こんなに堂々とした無名の農民の姿を描いた画家は初めてだったのです。
    子どもの頃に農作業を手伝ったミレーならではの見上げるような視点です。力強さとともに、ミレーの農夫の労働に対する感謝と尊敬の念が伝わってくるようです。
    後にゴッホもこの絵に感動して何度も模写しています。

    この絵で画家として力強く踏み出したもののミレーの貧しさは相変わらずで、おばあさんの死の知らせを受けても、その2年後にお母さんが亡くなったときも旅費がないために村に帰れませんでした。
    バルビゾンでミレーが借りた家は3部屋しかない粗末な石造りの家でしたが、その後、子どもが9人になったので部屋を継ぎ足し、アトリエも作りました。
    貧しい中で一心に制作に励んだミレーは徐々に農民を描く画家として知られるようになります。
    ミレー
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