2013-01-30(Wed)

3.名声を得て(絵:テュルプ博士の解剖学講義)

アムステルダムに移った翌年の1632年、レンブラントは「テュルプ博士の解剖学講義」を描き、その名声を揺るぎないものにします。
当時、オランダでは数人で資金を出し合い、一枚の絵に集団で納まる「集団肖像画」が流行っていました。現在の記念写真のようなものだったのでしょう。

この絵を依頼したアムステルダム外科医ギルドのメンバー7人も、卒業写真のように一様に正面を向いた絵を期待していたと思いますが、出来上がりはご覧の通りです。
特別出演の有名な解剖学者テュルプ博士の溢れる威厳、解剖を見守る彼らの真剣な眼差し、そして生気を失った青白い死体。

ドラマ性のあるこの作品はそれまでの集団肖像画の在り方を一変させる画期的なものでした。
この成功をきっかけにレンブラントは押しも押されぬ人気画家となります。独立戦争で大活躍した「建国の父」オリニエ公からも注文を受け、そのうち何点かはイギリス国王にも贈られるなど、国内外で名を知られるようになりました。
レンブラント
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おはなし名画「フェルメールとレンブラント」の紹介記事

フェルメールとレンブラント (おはなし名画シリーズ)フェルメールとレンブラント (おはなし名画シリーズ)
(2005/07/01)
森田 義之

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