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    4.とろける時計(絵:記憶の固執)

    1931年に描かれた「柔らかい時計」はダリの作品の中でも特に多くの人々に親しまれています。
    ダリはこの絵についてこんなことを言っています。
    「ある晩、夕食にとろけるようなカマンベールチーズを食べた。
    その夜、ベッドに入る前、1枚の描きかけの絵に目をとめた。
    画面には荒涼とした砂漠の風景が描かれていた。
    『この絵には何かが足りない』そう思ったとき、ふと『とろける時計』のアイディアが閃いた。
    2時間かけて、その絵に時計を書き足した。」
    アリがたかっている時計はとろけて腐敗してしまったのでしょうか?
    後に、アメリカ人の画商がこの絵を買い求め、タイトルは「記憶の固執」と改められました。

    “The difference between false memories and true ones is the same as for jewels: it is always the false ones that look the most real, the most brilliant.” by Salvador Dalí
    「偽の記憶と本当の記憶の違いは宝石のそれと一緒である。最もリアルで輝かしいものが常に偽物だ」(ダリ)
    絵の画像はこちらのリンクからご覧ください。

    おはなし名画「ダリ」の紹介記事

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    (2004/06)
    西村 和子

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