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  • 長男へのラブレター

    夏休みに入る前、年長さんの長男のことで幼稚園の先生方から妻に話があったそうだ。
    3月下旬の早生まれのうえに、成長がかなりゆっくりな長男を幼稚園の先生方は心配してくださっているとのこと。

    「とても素直で一生懸命なだけに色んなことが自分だけできないということに気付き始めた彼が不憫だ」
    「小学校での勉強についていけないのではないかと心配」
    「年長さんらしく年中さんや年少さんに色々と教えてあげようとするのだけれど・・・」

    この話を僕にする妻は泣いていた。
    思えば、昨年の暮れに長男が強度の遠視であることが分かったときも、内弁慶な長男が幼稚園の送迎バスで軽いいじめにあっていることを知ったときも彼女は泣いていた。

    僕は毎朝、通勤のついでにバス停まで長男を送っているのでバスでの様子は何となく分かっていたし、視力についても逆に色んなことがそれで合点がいったというくらいで、あまり動じなかった。
    子どもの身に起きたことを我がことのように感じるのが母親の役割で、客観的に俯瞰するのが父親の役割なのかもしれない。3歳で父を事故で亡くしている僕には実感としてよく分からないが。
    いずれにせよ、送迎バス内でのことは幼稚園の先生に、目のことは目医者さんに任せるほかはない。

    とは言え、今回のことは僕にもできる役割がありそうだ。
    冒頭に書いた幼稚園の先生方から妻に話があった夏休み前の時点で長男はまだ平仮名がほとんど読めなかった。
    昨年の12月まで彼の強度の遠視に気づかなかった我々両親の責任も大きいと思った僕はその日以来、長男とのカルタ遊びを日課にした。

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    驚くことに彼はそれから2ヶ月も経っていない(8月1日現在)今日時点でほとんどの平仮名を読めるようになった。(書くのはまだ自分の名前が何とかというレベルで年長さんの中で遅れていることには変わりはない^^;)
    今回の件で「茂樹(僕)も成長が遅かった」と母親が妻に言ったそうだが、字なんて早く読めるようになったからってなんてことはない。
    今の時点で学力についてHow fastを競う意味など全くない。最終的なHow farが重要だ。(幼いうちに劣等感を持ってしまうとすれば可愛そうだが、それも試練だ。)

    長所を伸ばしてあげることも重要だ。
    長男は早生まれにしては身体が大きい。しかも0歳の終わりのころからスイミングスクールに通っていたのだ!
    (3歳までは毎週、日曜の朝10時から親子スイミングに通っていた。僕はとても酒臭かったと思う。)
    その成果で、彼は今でも水泳が大好きで、幼稚園のスイミングの時間は彼の(数少ない)活躍の場となっているそうだ。そのことを知ってから僕は毎週末、長男を市民プールに連れて行っている。
    仕事で疲れた身体にカルタ遊びや灼熱の太陽の下でのプール遊びは疲れるが、それは仕事の疲れとは種類の異なる疲れだ。(違う種類の疲れを掛け合わせると人は消耗するどころか活性化するようだ^^)

    酔っ払って書いているせいか(素面でもそうか?)、話が逸れてしまった。
    この文章は長男へのラブレターだ。夜中に書いたラブレターを翌日には読めたものではないと言う。
    僕は今まで日夜を問わず、ラブレターなど書いたことはないので、この文章を明日読んでどう思うのか想像がつかない。
    言いたいことは僕はそのままの君(長男)を心から愛しているということだ。当たり前だが、君がどういうハンディキャップを背負って生まれてきたか、君をどういう試練が待ち受けているかは関係ない。
    いずれにせよ、多くの場合、人は何らか種類のハンディキャップを抱えながら、いくつかの試練を乗り越えることを宿命付けられている。僕に君がそのハンディキャップや試練を乗り越えるために出来ることがあれば、僕がそれを惜しむことはないだろう。でもそれは結局、君の問題であり僕にはどうしようもない。

    君は我々夫婦が入籍したその月に僕たちの元にやってきて、その翌年、元気に生まれてくれた。
    僕たち夫婦は当然のように二人目が来るものだと思っていたが、なぜだか二人目は何回も途中でいなくなってしまった。僕たち夫婦は(妻だけでなく、この僕も!)このことでは血の涙を山ほど流した。
    多分、君が僕たちの一粒種としてこの世に来てくれたことにも何か意味があるのだろうと思う。僕が3歳のときに父が亡くなったことと同じように。

    僕は君との5年間をとても貴重に思うし、今まで健康に育ってきてくれたことにはとても感謝している。
    大変なこともあった(週末に君が血尿を出して夜中に救急病院に連れて行ったときはドキドキしたよ!)けど辛かったことなんて何もない。全ては良い思い出だ。
    明確な父親像がない僕だけれど、手探りでこれからもやっていこうと思う。どうかよろしくね!
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