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    ゴッホとゴーギャン (おはなし名画シリーズ)ゴッホとゴーギャン (おはなし名画シリーズ)
    (1992/10)
    辻 茂、川滝 かおり 他

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    「僕は何かに役立つ人間のはずだ。僕には何か目的があるはずだ。でも、それは一体何なのだろう。」(ゴッホ)
    「我々はどこからきたのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」(ゴーギャン)

    B4変型判 64ページ 定価 3,058円
     
    「画家の生涯を見ていると、画家が辿る道の標べとなるような重要な出逢いがある。ひとつは人との出逢いである。(中略)もうひとつは風景、風土との出逢いであろう。」(伊集院静「美の旅人」より)

    (アルル)
    ゴッホにとってそれはアルルだったのでしょう。アルルに滞在した1年間にゴッホは190点もの絵を描いています。
    「ひまわり」もその一つで、アルルにゴーギャンを迎えるために描かれた作品です。鮮やかで勢いのある色使いから希望や喜びが伝わってきます。
    ゴッホとゴーギャン
    この絵は長男が2歳のとき生まれて初めて「すき」と言った絵でもあります。
    何の先入観も持たない小さな子どもが「おはなし名画」の「ゴッホとゴーギャン」を読むと、多くの場合、この「ひまわり」のページを気に入るようです。
    とても素直で健全に育っているのだと思い、微笑ましい気持ちになります。

    (別れ)
    ゴッホとゴーギャンのアルルでの共同生活はゴッホが自分の耳をそぎ落とすという事件を起こし、2ヶ月ほどで終わります。
    ゴーギャンと別れたゴッホは重い心の病気に罹り、入院するためにアルルを離れます。そこでもゴッホは最後の力を振る絞るように絵を描き続けました。
    ゴッホ
    この「オーヴェールの教会」に描かれた波のように踊る線、深い青色の空にうねる光からはゴッホの狂気が伝わってきます。一方、視線を下に移すと暖かさや安定感も感じられます。狂気と平穏、不安と希望が1枚の絵に表現されているような不思議な魅力を持った作品です。
    この絵を描いた1ヵ月後にゴッホは自殺を図ります。

    (タヒチ)
    アルルでのゴッホとの短い共同生活を終えたゴーギャンは憧れ続けてきたタヒチに向かいます。
    この地で描いたゴーギャンの絵はどれも力強い生命力に溢れています。
    ゴーギャン
    この「タヒチの女たち」の素朴な逞しさは、印象派画家たちが描いたパリの美しい女性たちには見られないものです。

    (我々は何処に行くのか?)
    けれども、タヒチでの生活は良いことばかりではありませんでした。
    病に罹り、貧乏と孤独にも苦しみました。さらに娘の死の知らせが届くと、失意のゴーギャンは横6㍍縦2㍍の「我々は何処から来たのか 我々は何者か 我々は何処に行くのか」を描き上げ、その直後に自殺を図ります。
    ゴーギャン
    若いときに神学学校に通ったゴーギャンの精神世界が前面に出たポスト印象派の先駆けとも言われる代表作です。
    この時の自殺は未遂に終わりますが、ゴーギャンは54歳のときに南の島の果てで一人ぼっちで死んでいきました。

    二人の偉大な画家の出合いと別れに彩られた人生を本書で堪能してください。ゴッホの作品19点、ゴーギャンの作品11点が大きくて綺麗な印刷で楽しめます。

    本書等を参考に、ゴッホ生涯をこちらに、ゴーギャンの生涯をこちらに簡単にまとめています。よろしければご覧ください。
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