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2037-09-21(Mon)

平山郁夫と玄奘三蔵

平山郁夫と玄奘三蔵    おはなし名画シリーズ平山郁夫と玄奘三蔵 おはなし名画シリーズ
(2002/02/01)
平山 郁夫

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本書は「平山郁夫のお釈迦さまの生涯」の続編として出版されました。
「絵を描くことは 想像のつばさをひろげることだ。画家は 好きなように想像のつばさをはばたかせる自由をあたえられている。」(平山郁夫)

B4変型判 68ページ 定価 3,360円
 
中学3年生のときに被爆した平山郁夫は被爆後遺症を負ったまま東京芸術大学に入学し、卒業しましたが心の片隅にはいつも死がありました。

ある日1964年の東京オリンピックにギリシャで灯された聖火をシルクロードを通って東京まで運んだらどうか、という新聞記事が郁夫の目にとまります。

聖火を携えひたすら走るランナーの姿に仏教の経典をたずさえシルクロードを旅する一人の僧、玄奘三蔵の姿が重なったのです。

こうして生まれたのが「仏教伝来」(表紙の絵)です。

郁夫が15歳のときに経験した原子爆弾による地獄は、34年後に描かれた「広島生変図」(ひろしましょうへんず)に見ることができます。

13-3[1]

広島の町全体が巨大な炎に包まれて、真っ赤に燃え上がっている様子がよく分かります。
被爆の後遺症だけでなく生き残ってしまったことに対する後ろめたさで苦しんだ彼を救ってくれたのが玄奘三蔵の旅を描くことであり、お釈迦様の教えを描いていくことだったのでしょう。

平山郁夫

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