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    印象派という革命(木村泰司)

    マネという画家について少し深く知ることができたのがこの本を読んだ一番の収穫です。
    当時としてはスキャンダラスな絵を描き、美術アカデミーを始めとする権威たちから激しい非難や嘲笑を受け、逆に若い印象派画家たちから慕われたマネ。
    彼らの指導者的立場にありながら印象派展への出展を頑として拒否し、アカデミーが主催するサロンに出展し続けた理由も理解できました。

    印象派は単なる流行のムーブメントではなく革命だった。そこには権威からの激しい弾圧、非難、嘲笑があり、画家の人間的葛藤があり、経済的困窮もあった。そして何より、時代の要請があった。
    幕末の日本に明治維新が起きたように、19世紀後半のフランスを中心とする美術界に印象派という革命が起きた。それは歴史の必然だったのだ。

    マネは印象派には属さなかったが、この時代の印象派の成り立ちを理解するには欠かせない存在であることを知りました。これまで、一部を除きあまり興味を持てなかったマネの作品をもう一度ゆっくり観てみたいという気にさせられました。
    印象派という革命印象派という革命
    (2012/01/26)
    木村 泰司

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    そのほか、美術アカデミーの成り立ちから印象派までの時代の流れ(古典主義、ロココ絵画、新古典主義、ロマン主義、バルビゾン派等)やモネ、ルノワール、ドガ、モリゾ、カサットなどについても詳しく書かれています。
    随所に重複した解説があり、少し読みにくいのが難ですが、印象派や個々の画家について深く知るには良い本だと思います。

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